日本の財政を考える
財務省HPには「日本国の財政を家計に例えると借金はいくら」の見出しで
収入面 給料30万円 借入17万円 その他3万円 合計50万円
支出面 生活費38万円 借入金の返済・利払12万円 合計50万円
こうした借金が累積して「ローン残高5,379万円」を抱えていると書いてあります。
さらにこのままではいつかは破産してしまうほどの危険な状況とされています。
ここでいくつかの疑問を・・
①負債の面ばかりが強調されているが、政府の資産はどうなっているのか?
→ われわれ税理士は「資産」あるいは「負債」単独で何かを論じることはありません。負債を上回る資産があればどうでしょう?そもそも資産に関しての記載が全くありません。
②破産とは
→ 破産とは借りているお金(日本円)を返せなくなることです。日本政府は日本銀行という子会社を持っており、通貨(日本円)発行権を有しています。通貨を発行することで返済ができなくなることはありません。
③給料がなぜ増えていないか?
→ 給料収入30万円は増税以外で増やせないのでしょうか?生活費を上回る給料収入があれば問題ないはず。その点に言及していないのはなぜでしょうか。
ということで、このHPの記事は「増税やむなし」「予算カットやむなし」の論調を担保する役割をもって掲載されていると言わざるを得ませんね。
気軽にコメントなどできません・・
人間魚雷「回転」で出撃され、散華された方の遺書が新聞に掲載されていました。長文ですが、書かせていただきます。
「お母さん、私はあと3時間で祖国のために散っていきます。胸は日本晴れ。本当ですよお母さん。少しも怖くない。しかしね、時間があったので考えてみましたら、少し寂しくなってきました。それは、今日私が戦死した通知が届く。お父さんは男だからわかっていただけると思います。が、お母さん。お母さんは女だから、優しいから、涙が出るのではありませんか。弟や妹たちも兄ちゃんが死んだといって寂しく思うでしょうね。お母さん。こんなことを考えてみましたら、私も人の子。やはり寂しい。しかしお母さん。考えてみてください。今日私が特攻隊で行かなければどうなると思いますか。戦争はこの日本本土まで迫って、この世の中で一番好きだった母さんが死なれるから私が行くのですよ。母さん。今日私が特攻隊で行かなければ、年をとられたお父さんまで、銃をとるようになりますよ。だからね。お母さん。今日私が戦死したからといってどうか涙だけは耐えてくださいね。でもやっぱりだめだろうな。お母さんは優しい人だったから。お母さん、私はどんな敵だって怖くはありません。私が一番怖いのは母さんの涙です。」
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